プリント課金

プリンタの課金と考えると、すぐに、十円玉を入れるコインベンダーや、コピーカードマシンによる管理を思い浮かべますが、このようなハード機器は一台数十万円もかかり、非常に高価なシステムになります。また、プリントの場合、トナーが薄くなっていて、うまく印刷できなかったので、返金してほしいと言われても、現金で返すとか、事務処理が煩雑になってしまいます。

 
PaperCut課金システムはこのようなハード機器を使わず、プリペイドカードとソフトウエア+PCだけで実現する画期的なシステムです。

 

 
利点
  1. 安価なシステム(コインベンダーなどのハード機器の投資が要らない)
  2. お金を扱うのはカードを販売するときだけで、売切り
  3. 払い戻し要求が来た場合、簡単に管理者が返金処理を行える。(記録は厳しく取られます)
  4. ほとんどのプリンタメーカーに対応
例えば、大学生協で、1000ポイントのカードを2000円で販売します。そのうち、300円は販売手数料として生協側の利益になります。
学生はこのカードに記載されているユニークな番号を学内のPCにて自分のPaperCutユーザー画面で入力することにより、1000ポイントが加算されます。

 
カードそのものはタダの紙に番号を印刷しただけのものです。高価な磁気カードやICカードを使用する必要はありません。

学生はこの1000ポイントを使って、例えばカラーA4=10ポイント、モノクロA3=2ポイント、モノクロA4両面=3ポイントと言った、あらかじめ生協で決められたポイント数にしたがって消費していきます。この1000ポイントが無くなりかけたら、再度、生協にてカードを購入し、同じようにユニーク番号を打ち込めば、さらに1000ポイントが追加されます。

 

 
各自の使用状況を画面に表示

 

 

 
ガジェットの「詳細」をクリックすることにより、個人画面が表示されます。この画面でカードに記載されているユニーク番号を入力します。
カード入力後はそのカードは管理サーバーにて自動的に無効化されますので、カードは捨ててもらって構いません。

 
 
下図は管理者画面ですが、ここに現在在庫されているカードのリストが表示されます。販売終了し、ユーザーが個人画面からカード番号を入力完了したものは、その入力されたユーザーIDを表示します。これにより、だれがいつ、使用したということを、管理者側で一元管理することができます。

 

 

 
CSVファイルで現在の使用状況を出力
CSVファイルでExport可能ですから、外部システムとのデータの受け渡しも可能です。

必要構成
プリンタ数台、登録ユーザー500人の場合
<ソフトウエア>
  • PaerCut MF 500ユーザーライセンス
  • カード発行Wizard ソフトウエア
(オプション)
  • リリースステーションソフトウエア(プリンタ横で確認してプリントしたい場合は必要)
  • ICカード認証システム(Felica ICカードで認証してプリントしたい場合)

<ハードウエア>
  • レーザープリンタ、プロッター、一部推奨インクジェットプリンタ
  • PaperCut用PC Windows 7, Vista, 2008, 2003
  • リリースステーション用PC Windows 7,Vista