2011年6月20日月曜日

電力削減、まずは無料のツールで現状把握

プリンター機器の電力削減、無駄な機械はあるのか、使用頻度の低いものはあるのか、電源だけ入って使われていない機械が無いのか。
まずは、無料のPaperCut プリントロガーを使って現状把握してみましょう。

プリントロガーは以下の特徴があります。


  • 100% 無料

  • マルチベンダ環境で使用可能。プリンタメーカーを問いません。

  • 測定したいPCにインストールするだけ

  • CSV出力後、エクセルで加工可能

  • どのプリンタから何枚出力されているのか把握可能

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2011年6月19日日曜日

PaperCutを使った電力量の測定

PaperCutには印刷時にかかるエネルギーを60W電球の点灯時間に換算して、表示する機能があります。
事務所全体で電球何時間点灯分の電力を消費されたかが、ビジュアルにわかります。
電球の消費電力換算にはアメリカの環境省のモデルを元に計算しております。

PaperCUt

OA機器の待機中の消費電力

OA機器がどのくらい待機中に電力を消費しているのでしょうか。また、待機中の電力を減らすために、プリンタのコンセントを抜いておくことに意味があるのでしょうか。

まず、デジタル複合機、MFPを見てみましょう。
多くの場合、MFPはFAX機能を有しているものが大半です。
FAX受信のために、常にFAX回路に通電されています。まず、コンセントを抜いてしまうとFAXが受信できなくなってしまいます。
レーザープリンタの場合はコンセントを抜いておくと、印刷時に電源を入れるたびに、定着ヒータがフル稼働し、1200~1500Wもの大量の電力を消費します。
むしろ、レーザープリンタの場合、最新の機種なら電源を入れ、スリープモードに入るよう設定しておく方が節電になります。

節電中はむやみに、操作パネルは触らないようにしましょう。どんなボタンでも触ると、Wake upプログラムが作動し、定着ヒーターを規定の温度まで上げてしまいます。そこで、電子レンジをフル稼働させると同じくらいの電力を消費します。

いくら待機中は消費電力が少ないとはいえ、消費します。プリンタ機器の台数は少なくし、なるべく重要ではない文書は印刷しないようにするのが得策です。

結局、Print Job MonitorやPaperCutなどのソフトツールを活用し、いかに無駄な印刷を減らすかに注力するのが最も節電効果があります。

OA機器、事務機の節電方法

この夏、危機的な電力消費削減が叫ばれています。
今回は、オフィスにある、OA機器、プリンタ、コピー機、FAXにおける節電について書いてみます。

そもそも、コピー機やプリンタがどのくらい電力を消費しているのでしょう。
通常、いわゆるデジタル複合機と呼ばれる機器は設計上、100V、15A を超えないように設計しています。つまり、最大で1500Wに収まるように設計されています。
通常の事務所のコンセントの定格が15AがMaxだからです。

消費電力の計算はP=VIですから、100VX15A=1500Wとなります。これは電子レンジがフルに動いている時よりも電力を消費していることになります。
ただ、複合機の場合、常に1500W消費しているかと言えばそうではなく、実際に紙に印字し、定着するときに最も電力を消費し、一定時間、印刷していない時はスリープモードに入ります。このあたりはエナジースターで規定された基準をクリアしているはずです。

ということは、電源を入れていても、印刷しなければ、そんなに電力消費しないことになります。
つまり、印刷頻度を下げることが最も電力を削減するために効果があるということになります。
ある一定時間内にみんなが集中して印刷し、それ以外は印刷しないと言うのも一つの手です。
例えば午後3時から5時のあいだにまとめて印刷すれば、それ以外の時間は待機電力だけですみます。電源はむしろ落とさない方が良いかもしれません。スイッチを入れたとたんにAICD動作に入るので、電力を消費するだけでなく、無駄なトナーが消費されます。

それでは、大きな複合機で印刷するよりも小型のLBPで印刷するほうが節電になるのでしょうか。
これも一概には言えません。小型の低速プリンタでも、印刷時は1200W程度消費するからです。確かに現在、省エネ化は進んできており、スリープ、待機時は数ワットというプリンタが多く出てきています。しかし、頻繁に印刷すると、小型の機械ですら1200Wも消費してしまうのです。

FAXを複合機から出力しているケースも同じです、スリープモードから復帰したとたんに消費電力が上がってしまいます。

FAX受信枚数が大量でないなら、インクジェットや感熱FAXを使う方が消費電力を削減できます。

いくら待機電力が低いと言っても、台数が多いと、事務所トータルでの電力消費は大きくなってしまいます。全体最適をはからなければなりません。

COSYでは現在のOA機器の使用状態を各種ツールを使って、測定し、最適な印刷機器の設置を提案するというサービスを行っております。ぜひ、一度お問い合わせください。

また、COSY Print Job Monitorなど、実際の印刷環境を測定して、最適環境を構築する元データにすることもできます。

海外オフショア開発、ソフトウエアQAテスト


香港及び中国広州、深川に拠点を置く、We Soft社と某大手プリンタメーカーとのプロジェクトを開始しております。特にWe SoftはNovellのNDPSなど、プリンタ系の開発をしていたメンバーがおり、特にプリンタのネットワーク環境下における各種ネットワーク環境テストを行っています。
香港のオフィスは最新の設備の整った、香港サイエンスパークにオフィスを構えており、最新のネットワーク環境の元、プロジェクトを遂行しております。